皆様こんにちは!
今回は帯状疱疹についてお話しします。
帯状疱疹は水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことのある人のうち3人に1人がかかるとされていますが、近年帯状疱疹にかかるひとが増えています。幼少期にかかった水疱瘡が治った後もウィルスが排除されずに神経節に残ります。ウィルスに対する発疹免疫力が低下した時に再活性化されて帯状疱疹を発症します。典型的な帯状疱疹は、まず、体の一部分にピリピリした痛みが出ます。部位は頭から足先まででどこにでも発症し、片側に生じることが多いです。約1週間後に水膨れを伴う発疹が出現。その発疹は2週間前後でかさぶたになって治っていきますが、痛みはしばらく続きます。その痛みは個人差が大きく、ほどんど痛みがない人から夜も眠れないくらい痛みが強い人もいます。
治療は抗ウィルス薬の内服で、重症の人は点滴が必要になります。
2016年から、50歳以上を対象にワクチンの接種が可能になりました。
免疫機能の低下が帯状疱疹の主な発症原因であるため、普段から規則正しい生活、バランスのいい食事、運動などで体調を整えておくことが大切です。